オリジナルお位牌「曲(きょく)」シリーズ
雄大ながらも優しい日本の山の曲線。年月を経て丸くなり、苔むした石のような丸み。
自然のリズムと調和からインスピレーションを得て、
ギャラリー禅のお位牌は、シンプルながらも、
やわらかな曲線が、 めぐる命の輪廻を感じさせる温かなデザインを考えました。
漆は、曲線にそって優しく光を反射し、やわらかな光を放ちます。
そのため、ゆるやかに丸みを帯びた形は、最も漆の艶を美しく魅せると言われています。
匠工芸ギャラリー禅のお位牌は、無垢の木を手削りで形作り、
伝統工芸士による手塗り本漆塗り呂色仕上げで、 下地段階より本漆のみを用いて幾重にも漆を塗り重ねてつくられています。
そのつくりは堅牢で、半永久的にその美しさが保たれます。そして、手書きの本金蒔絵文字は色あせることなく、ご戒名を美しくあらわし続けます。
お位牌「曲 宝相華」
宝相華(ほうそうげ)は、唐草に牡丹や蓮などの花を組み合わせた空想上の植物で、吉祥文として広く知られています。日本では奈良時代以降、仏教美術においても、さかんに取り入れられてきました。
この宝相華の吉祥を、目立たないながらもしっかりとつながって成長するつる草に託し、生命の循環を思ってデザインいたしました。
蒔絵(まきえ)は、漆器に漆と筆で絵や文様を描き、漆が乾かないうちに金銀粉や色粉を蒔き、固まった後に磨き上げをする海外に類のない、日本独自の漆芸の伝統技法です。
匠工芸ギャラリー禅の蒔絵位牌は、デザイナーが考案したオリジナルの絵柄が、熟練した蒔絵の伝統工芸士の手技により描かれています。
伝統工法に従い、天然の本漆、本金粉のみを用いて描かれていますので、変色がなく半永久的に美しさが保たれます。 お位牌「曲」のやわらかな曲線と一体化するような緩やかな手描きの蒔絵は、通常の金蒔絵よりも少し高さを出して表現をしており、モダンな華やかさがございます。
お位牌「曲 千年桜」
お位牌「曲 波華」
お位牌「曲 無限」